ルノー ルーテシア S…クルマ離れを阻止したい

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ルノー ルーテシア の限定車『ルーテシアS』
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ルノー・ジャポンは13日より限定モデル『ルーテシアS』の販売を開始した。このモデルの商品コンセプトは“フレンチベーシックコンパクト”である。

同社マーケティング部商品計画グループ、マネージャーのフレデリック・ブレンさんは、“ベーシック”という意味について「MTであること、そして、内装でリアウインドウはパワーではなく手動であるなど、必要にして十分な装備であることです」という。ただし、安物感を感じさせないため、ステアリングは革巻きとし、また、シートは専用のスポーティなものに変更されている。

「フランスに行くと、こういうクルマたちがエンジンをぶん回して、街をたくさん走っているのです。そういったフランスの、パリの雰囲気を味わってもらえればと思います」という。ベーシックな装備により価格も185万8000円に抑えることが出来た。

この価格にはある思いも込められている。それはクルマ離れだ。「クルマ離れのひとつはクルマへの情熱が足りなくなっていることです。みな安楽なATで片足でしか運転をしない。簡単に片手で運転できるクルマばかりです。やはりクルマに情熱を持たないと」。

それをアピールするために、フレンチベーシックでスポーティなグレードを限定車で導入したのだ。「この価格なので、MTの免許を取った20歳代にも乗ってもらえればすごくいいなと思っています」(ブレンさん)。

最後にブレンさんは、「リアウインドウが手動であることは売りにくいだろうとは思いますが、価格とパッケージがまともであれば売れるのではと考え割り切って投入しました」。発売1日で10台ほどの受注があったという。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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