日本航空電子は、直感的で分かり易い操作性と、業界最軽量クラスの重量を実現した電気自動車用急速充電コネクタ「KW1シリーズ」を開発した。
電気自動車(EV)の普及が見込まれる中、EV普及のキーファクターとして公共の場でのEVを短時間で充電できる急速充電器にも注目が集まり、インフラ整備の進展が期待されている。今回、同社は急速充電器に取り付けられるケーブル付きコネクタを開発し、量産を開始した。
製品は、日本発の国際標準化が進められるCHAdeMO協議会認定による急速充電器に対応している。一般ユーザーが使用することから、レバーなどを使わない直感的で分かり易い操作性と安全性に配慮した。
また、軽量化を追及し業界最軽量クラスを実現したのに加え、柔軟性を高めたケーブルと合わせて充電時の取り回し性を高めた。
製品の開発では東京電力や、国内外の充電器メーカー、自動車メーカー各社からの意見を取り入れ、先行メーカー製にはない独自の機構やデザインを採り入れたと、している。これまでに大手の急速充電器メーカーに採用され、既に納入を開始している。
新製品は、10月4日から千葉幕張メッセにて開催される「CEATEC JAPAN 2011」に出展する。