13日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー11。ヒュンダイのブースでは、韓国初の市販EVが堂々の欧州デビューを果たした。
このEVは、同社の入門コンパクトカー、『i10』をベースにした「i10ブルーオン」。約400億ウォン(約30億円)を投じて開発され、2010年9月、地元韓国で初公開。李明博大統領もさっそく試乗し、「韓国初の市販EV」として大々的にアピールされたモデルだ。
このi10ブルーオンが、今回のフランクフルトモーターショー11で欧州初公開。モーターは最大出力81ps、最大トルク21.4kgmを発生。二次電池は蓄電容量16.4kWhのリチウムイオンポリマーバッテリーだ。
0-100km/h加速は13.1秒、最高速は130km/h。1回の充電で最大140kmを走行できる。充電は220Vソケットで約6時間。380Vの急速チャージャーなら、80%の容量を約25分で充電できる。
ヒュンダイはi10ブルーオンを、2012年末までに2500台生産する計画。今年のフランクフルトに登場したからには、EV先進国の欧州市場への投入も画策しているようだ。