アウディは11日、ドイツでフランクフルトモーターショー11の報道関係者向けプレビューイベントを開催。『アーバンコンセプト』を初公開するとともに、その詳細を明らかにした。
同車は、2シーターの小型EVシティコミューターの提案。クーペの「アーバンコンセプト・スポーツバック」と、ロードスターの「アーバンコンセプト・スパイダー」の2種類が用意される。
どちらもボディには、超軽量なCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を使用し、車両重量は480kg。ボディサイズは、全長3219×全幅1678×全高1189mmと小さく、2シーターの室内は、助手席が運転席よりも300mm後方へオフセット。コクピットにもカーボンファイバー素材を使用するなど、未来的デザインが目を引く。
EVパワートレインは、2個のモーターが最大出力20ps、最大トルク4.8kgmを発生。二次電池は、蓄電容量7.1kWhのリチウムイオンバッテリーで、シート後方にレイアウトされる。バッテリー重量は90kgだ。
0-60km/h加速は約6秒、最高速は100km/h(リミッター作動)。充電は230Vソケットで約1時間。400Vの急速チャージャーなら、約20分で完了する。1回の充電での最大航続可能距離は、73kmと公表されている。