トヨタ自動車が5日発売した新型『カムリ』、燃費は10・15モードで26.5km/リットル、JC08モードで23.4km/リットルと、低燃費を強調する最近の軽自動車並みの燃費を実現させた。
新型カムリの開発を担当した同社製品企画本部の真保好春氏は、「新型カムリは、新開発の2.5リットルエンジンを搭載したハイブリッドシステムにより、0-100km/h加速は7.8秒と、3リットルクラス車と同等のパワーを持ちながら、燃費は倍となっています」と語り、パワーと燃費を両立させたという。
日本市場ではハイブリッド専用モデルとしたことに関して、真保氏は「このクラスの車で燃費を良くしようとしても、ガソリンモデルでは15km/リットルが限界で、モデルの存在がかすんでしまうのです」。
「特に日本市場においては、“燃費が良い”と思ってもらうには軽自動車並みにするしかなく、手段としてはハイブリッドに特化しようと考えました。一方で、このクラスで求められるパワーへの要望も満たしていると思います」と、コメントした。