9月にドイツで開幕するフランクフルトモーターショー11において、新世代コンパクトカー、『up!』をワールドプレミアするフォルクスワーゲン。同社がもう1台、重要な初公開車を予定していることが分かった。
これは21日、『フィナンシャル・タイムズ』が伝えたもの。同メディアの取材に応じたフォルクスワーゲンの研究開発部門のトップ、Juergen Leohold氏は、フランクフルトモーターショーにシングルシーターのEVコンセプトを出品する計画を明かしたという。
フォルクスワーゲンは2011年1月、カタールモーターショーにおいてコンセプトカーの『XL1』を披露。エアロダイナミクスを追求した2シーターボディに、800ccの2気筒ターボディーゼル「TDI」(最大出力48ps)+モーター(最大出力27ps)を組み合わせたハイブリッドを搭載。欧州複合モード燃費111.1km/リットル、CO2排出量24g/kmと、驚異的な環境性能を実現していた。
9月のフランクフルトモーターショーに出品されるのは、このXL1の考え方を発展させたEVとの見方が有力。フォルクスワーゲンブースは、up!とともに、環境性能をアピールする場となりそうだ。