レクサスが18日、米国カリフォルニア州で開幕した「ペブルビーチコンクールデレガンス」でワールドプレミアした新型『GS』。現行型よりも、いっそう走行性能に重点が置かれているのが特徴だ。
新型GSはまず、「GS350」グレードが登場する。「2GR-FSE」型3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンは、現行型から継承。しかし、直噴システムのD-4Sの制御を一新するなど、大幅な改良を受けた。
北米仕様の場合、最大出力は306ps/6400rpm、最大トルクは38.3kgm/4800rpmを発生する。0-96km/h加速は、5.7秒の実力。レクサスによると、50-80km/hの中間加速は3.0秒で、エンジンサウンドなどの官能的な部分のチューニングにもこだわったという。
トランスミッションは、パドルシフト付きの6速AT。『IS-F』用8速ATのノウハウが応用された。また、エコ、スポーツS、スポーツSプラスのドライブモードを設定。スポーツSプラスでは、スポーツSのパワートレイン制御に加えて、シャシー制御システムとの協調も図られた。
さらに新型は、プラットフォームを一新。サスペンションも新開発された。レクサスは新型GSの走行性能について、「新境地を切り開く切れの良さと鋭さを備える」と自信を見せている。