日産自動車の西川廣人副社長は7日、日本市場向けの車両供給に関して「やたらめったら、あっちからこっちから持ってくるということはしない。日本も地産地消が原則」との考えを明らかにした。西川副社長は同日開いた国内販売事業説明会後、一部報道陣に対し語った。
西川副社長は、中期計画に掲げた「事業の拡大」をしていくうえでの生産体制ついて「大きな市場ではやはり地産地消。日本も同じ」と述べた。
その一方で全量タイ生産に切り替えた『マーチ』については「あのクラスのコンパクト車は競争が非常に厳しい。とにかくコストを下げてかなくちゃいけない。だからタイから日本に持ってくるというのは、それを目的にするというよりは、投資の集中化をして効率化を図りたかったから」と、むしろ例外であることを強調した。