7月2日、モナコ大公のアルベール2世王子の結婚式に、公用車として使用されることが決まっているレクサス『LS600h』。このレクサス、普通のレクサスではなかった。
レクサスが24日に明らかにしたところによると、このレクサスLS600hは、モナコ大公のために製作されたワンオフモデル。屋根の後半部分が透明なポリカーボネート製となっているのが特徴だ。結婚式当日のパレードの際、観衆へのアピールとセキュリティという両面のニーズを満たすために開発された。
この透明ルーフは、厚さ8mm、重さ26kgという軽量設計で脱着も可能。フランス企業製で、戦闘機やヘリコプターのキャノピーにも使われており、今回はそのノウハウが取り入れられている。
車名は「LS600hLランドレー」。ランドレーは後席部分だけがオープンになる車体名称だ。最近の例ではメルセデスベンツの超高級車ブランド、マイバッハに用意されており、これの日本価格は1億4200万円する。
レクサスLS600hLランドレーは、モナコ公国に納入されるLS600h全7台のうちの1台。レクサスによると、ベルギーのコーチビルダー、キャラット・ドゥシャトレ社が2000時間以上をかけて、大公の結婚式にふさわしい数々のカスタマイズを施したという。