トヨタが6月14日に発表したPHV/EV用充電スタンド「G-ステーション」。本体価格28万円という安さが話題だが、トヨタメディアサービスとしては事業主だけでなく個人客を含めた直販は初の試みとなる。
といっても同社はこれまでコンビニ向けの情報端末『E-TOWER』や、販売店向けのCRソリューション『e-CRB』、またディーラー内サービス工場向けに『システム台車』などを開発・納入の実績は豊富にある。
トヨタメディアサービス 情報サービス事業部 福村俊治氏は、「EV/PHVの普及は、充電インフラが普及することによってはじめて実現できる。多くのお客様に購入していただけるように原価低減に努め、30万円を切る価格を実現した。2012年のPHV発売に合わせて、販売店での設置もすすめてもらう」と説明する。販売形態はトヨタメディアサービスによる直販の他に、トヨタファイナンスによるリースも予定しているという。
設置のための工事費用は別途必要になるが、「G-ステーションの取り付け費用は安くておよそ10万円。取り付け事業者や設置場所にもよるが、配線や固定などが難しい場合はそれよりもかかる場合がある」(福村氏)とのことだ。