JX日鉱日石エネルギーは、5月のガソリンの月間平均卸価格を前月と比べて1リットル当たり1.7円引き下げる見通しを発表した。
原油価格が下落しているのに加え、需要が再び低迷しているためで、小売価格も下落している。
軽油の卸価格も1.7円引き下げる見通し。A重油、灯油を含めた4油種全国平均では1.6円の引き下げとなる見込み。
一方、6月のコストでは原油価格が前月比1バレル5.72ドル下落した。リッター換算では2.79円の下落。為替レートは2円11銭の円高で、原油価格への影響は1リットル当たり1.65円の値下げ効果がある。製品輸入構成比の変化やコストダウンなどを含めた総コストでは1リットル当たり4.5円ダウンする。このため、6月以降、卸価格がさらに引き下げられ小売価格も下落する可能性が高い。