ルノーは、日産自動車のカルロス・タバレス副社長が最高執行責任者(COO)に就任する人事を発表した。
ルノーは先進技術の情報流出事件でパトリック・ペラタCOOが引責辞任したため、COOポストが空席となっていた。
タバレス氏はルノーの技術系出身で、現在は日産の北米・中南米事業の統括責任者だった。
ルノーは電気自動車の先進技術情報を外部に漏らしたとして幹部3人を解雇したが、その後、この3人は技術情報流出に関わっていなかったことが発覚、当時のCOOだったペラタ氏など経営幹部らが辞任した。ペラタ氏はカルロス・ゴーンCEO(最高経営責任者)の有力な後継者と見られていたが脱落、タバレス氏が後継者として浮上してきた。