ヤマハの電動バイク、千葉県流山市の社会実験で活用

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ヤマハの電動バイクEC-03
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ヤマハ発動機は5月24日、特定非営利活動法人の柏の葉キャンパスシティITコンソーシアムが主催する社会実験に電動バイク『EC-03』5台を6月8日から7月5日までの約1か月間貸し出すと発表した。

コンソーシアムが実施するマルチ交通シェアリングサービスの社会実験「柏の葉・流山いろんな乗り物・街乗り!シェアリング」は、総務省の「2010年度地域ICT(情報通信技術)利活用広域連携事業」の一環として、ITを活用しながら複数車種を、貸出・返却ポートを自由に選択できる次世代型のシェアリングシステムを検証する社会実験。

公・民・学が連携して新しい街づくりを進めている柏の葉キャンパスシティ(千葉県柏市)と千葉県流山市で実施する。

今回総勢100人のモニターを募集、複数車両の連携で機動力・柔軟性に優れた新しい交通システムを創出するとともに、移動データを共有化し、新しい街づくりのあり方も探る。また、電気自動車(EV)を活用することで、交通分野での二酸化炭素の大幅削減も見込んでいる。

EC-03は、次世代パーソナルコミューターのひとつとして開発したもので、同社の中期成長戦略「スマートパワー」を具現化する製品。高エネルギー密度の50Vリチウムイオンバッテリーと超薄型パワーユニットを軽量アルミ合金製フレームに搭載し、1充電あたり43km(30km/h定地)の航続距離がある。一般家庭でも充電可能なプラグイン充電方式を採用しており、都市部での近距離移動に適した機能・走行性能を持つ。

同社はこれまで地元・浜松市を始め、神奈川県や大阪府、群馬県桐生市などで、EVバイクの普及に向けて自治体と協力関係を築いてきた。

今後も、EVバイクなどの普及促進を目指して地方自治体との連携や、EV普及に欠かせない充電インフラ整備、次世代の都市づくりなどの活動に積極的に取り組んでいく。

《レスポンス編集部》

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