ルネサス赤尾社長「多様な製品を生産できるラインから立て直す」

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ルネサスエレクトロニクス 赤尾泰社長(中央)
  • ルネサスエレクトロニクス 赤尾泰社長(中央)
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  • 退室直前まで報道陣からの質問を受けるルネサス赤尾社長

ルネサスエレクトロニクスの赤尾泰社長は、震災の影響で稼働がストップしている茨城県那珂工場の生産ライン立て直しについて「多様な製品を生産できるラインから優先的に回復させる」との意向を示した。

那珂工場では主に車載用マイコンを生産しており、この車載用マイコンの供給不足が一部自動車メーカーの車両生産に影響を及ぼしている。

那珂工場では6月から生産を再開。震災前の供給能力を確保できるようになるのは10月頃の予定としている。ただ、10月の供給量の約半数は他工場でのカバーとなるため、那珂工場の10月の実質供給能力は震災前比で5割程度に留まる。

那珂工場の生産・供給能力を震災前の状態まで戻すか否かに関しては「特別損失が拡大する可能性もある。検討中」(赤尾社長)とした。

《土屋篤司》

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