フォルクスワーゲンは9日、欧州向けの『ゴルフGTI』に、「エディション35」を設定すると発表した。
エディション35は、ゴルフGTI のデビュー35周年を記念したモデル。初代ゴルフGTIは1976年に誕生し、小型スポーツハッチの草分け的存在となった。フォルクスワーゲンは2006年、ゴルフGTIのデビュー30周年を祝う「エディション30」を設定しているが、エディション35はこれに続く特別なGTIとなる。
最新型のゴルフGTIをベースに、グロスブラック仕上げのフロントグリルやドアミラーを採用。ヘッドランプやテールランプは、ダークレンズ化された。専用アルミホイールやフェンダーの専用エンブレムも、エディション35の特別装備だ。
インテリアは、ハニカム模様のスポーツシートやゴルフボール型のシフトレバーが目を引く。シートやサイドシルには、「35」のロゴが添えられる。
エンジンは2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」をパワーアップ。最大出力はオリジナルの210psから235psへ、25ps引き上げられた。
エディション35は、6月1日に開幕する欧州最大規模のフォルクスワーゲングループのファンイベント、「Wortherseeツアー」で正式発表。ドイツでの受注は12日に開始され、現地価格は3万0425ユーロ(約350万円)からと公表されている。