スズキのインド子会社、マルチスズキは2日、4月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は9万7155台。前年同月比は4.4%増で、3月の28.2%増から大幅に鈍化した。
9万7155台の販売台数の内訳は、インド国内が8万7144台。連続10万台突破は3か月で止まるとともに、前年同月比は3月の38.8%増から、4月は8.9%増へと鈍った。また、輸出は23.1%減の1万0011台と、引き続き減少している。
車種別では、主力のA2セグメントの『アルト』『ワゴンR』『ゼン・エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A‐スター』が、トータル5万7443台を販売。前年同月比は1.8%増と、3月の43.3%増と比較すると勢いの衰えが目立つ。
A2セグメントの下に位置するCセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が、前年同月比22.2%増の1万3022台を販売。A2セグメントの上のA3セグメントでは、『SX4』『デザイア』が39.1%増の1万3899台を売り上げる。
スズキのインド新車販売(輸出を含む)が、ひと桁台の伸び率となったのは、2009年1月以来、2年3か月ぶり。国内販売の伸び率がひと桁台となったのも、1年1か月ぶりだ。