上海モーターショーのBYDブースで驚いたことは、ふたつ。ひとつはコピー車(BYD社といえばコピー車が定番だった)がほとんど見当たらなかったこと。そしてもうひとつは、痛車が並んでいたことだ。『FO』というコンパクトカーをベースにしてカスタマイズされたこの痛車は、エアロパーツやアルミホイールを装着したうえでボンネットとドアに2次元のイラストを描いている本格派(!?)だ。ピンクのカラーに「桜」や「風」といった文字まで書かれたイラストが、日本の痛車文化の影響を受けていることは間違いない。作り込みに若干物足りない印象を受けなくもないが、世界的モーターショーのブースに痛車が並んでいたことは、大きな衝撃である。ちなみに記者は5日間の上海滞在で、街中で痛車を見かけたのは1度だけだった。
イード、「上海モーターショー2025」現地取材レポートを発表 ~EV技術は人型ロボットへ、日系メーカーは巻き返しなるか~ 2025年5月26日 今年の4月23日~5月2日に中国・上海で開催された「上海モーター…