ホンダのハイブリッドスポーツ、『CR-Z』。同車に噂されていた高性能バージョンが追加されることが確定した。
これは英国の自動車メディア、『AUTOCAR』が18日に報じたもの。同メディアの取材に応じた本田技術研究所の川鍋智彦社長は、「CR-Zの一部顧客の要望に応える形で、よりパワフルなCR-Zを開発しているのは事実」と話したという。
気になるのは、パワーアップの手法だろう。川鍋社長は最終決定ではないと断った上で、「ターボエンジンの採用は有力な手段。また、高い圧縮比のガソリンエンジンの搭載も検討している」と明かしたとのことだ。
取材の最後に川鍋社長は、「高性能版は、CR-Z本来の環境性能を損なうことは許されない。その上で、さらなる運転の楽しさを追求する」とコメントしている。
同メディアは、CR-Zの高性能版のパワーユニットについて、「米国向けの新型『シビックハイブリッド』に搭載された新世代IMAシステム(リチウムイオンバッテリー採用)がベースになる」とレポートを結んでいる。