サーブ 9-5セダン 日本発表…プレミアムセダンに新風

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サーブの正規輸入をおこなうピーシーアイは18日、新型『9-5セダン』の受注を開始したと発表した。納車は5月上旬の予定。

新型は、プレミアムセダンセグメントのトップを目指すモデルとして開発。伝統のデザインを踏襲しながらも、装備や機能にはサーブ史上最高の先進テクノロジーが採用されているという。

新型の設計、大部分の開発、生産は本社工場があるスウェーデンのトロールハッタンでおこなっているほか、御家芸でもあるオールターボエンジンラインアップを展開するなど、サーブを象徴するモデルとなっている。

日本市場では、ベースモデルの2.0リットル直4ターボエンジンを搭載する「ベクター」と、上級グレードで300hpを発揮する2.8リットルV6ターボエンジンの「エアロ」を設定。ベクターはFFと4WD、エアロは4WDのみとなる。トランスミッションは全て6速ATで、右ハンドル。

ボディサイズは全長5008mm×全幅1868mm×全高1467mm、ホイールベースは2837mm。デザインは、2006年に発表されたコンセプトカー『エアロX』の流れを継承し、伝統である有機的な造形の中に未来感を演出した。また、コックピットをイメージさせるブラックアウトされたA、Bピラー、空気の流れを感じさせるボディラインなどに、航空機メーカーをルーツとするサーブらしさを表現した。

さらにエアロでは、フロントバンパー、リアバンパーを専用のものとしたほか、タービンスタイルの19インチアルミホイール、フロントフォグランプ、低重心スポーツシャシー、バイキセノンヘッドランプ、ツインテールパイプなど、スポーティな味付けを加えた。

内装は、外装と同様に「スカンジナビアン・デザイン」をコンセプトに、伝統のドライバー重視の室内設計を継承。いたるところにちりばめられたグリーンのアクセントがモダンな雰囲気を演出する。高度計をモチーフとしたスピードメーターやヘッドアップディスプレイなど航空機のイメージも盛り込んだ。室内はホイールベースの延長により、後席足下スペースを58mm拡大、余裕を生み出した。前席スペースも11mm拡大している。

このほか、アダプティブライティング(バイキセノン・スマートビーム)、アダプティブシャーシコントロール、2ゾーンエアコン、ダイナミックパーキングアシスタンス、リアに電子制御LSDを組み込んだ「サーブXWD」システム、独自の全輪駆動システムなど、先進機能を満載した。

価格はベクターのFFが580万円、エアロが695万円。

新型9-5セダンの発表にともない、18日から東京・六本木ヒルズで「Saabカフェ」イベントを開催する予定であったが、東日本大地震の影響で延期を決定した。同イベントは5月以降に改めて開催の予定。

《宮崎壮人》

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