ベントレーが今年2月、氷上でのギネス認定世界最速記録として生み出した330.695km/h。この記録が早くも破られた。アウディ『RS6』が、331.61 km/hをマークしたのだ。
このトライアルは、フィンランドのタイヤメーカー、ノキアンタイヤが6日に実施したもの。アウディRS6に同社製のスパイクタイヤ、「Hakkapeliitta7」 (255/35R20サイズ)を組み込み、全長14kmの氷上コースを走行した。
ドライバーは、フィンランド生まれの同社テストドライバー、Janne Laitinen氏が担当。そして、アウディRS6は、2度のトライアルの平均車速、331.61km/hを記録したのだ。
これは、2月に同じくフィンランドで達成したベントレー『コンチネンタル・スーパースポーツ・コンバーチブル』の330.695km/hを約1km/h上回るもの。ノキアンタイヤが、新しい氷上でのギネス世界最速記録ホルダーとなった。
同社のMatti Morri氏は、「超高速域での性能確認は冬タイヤの開発にとって重要。テストの結果は、我々の全製品に反映されている」とコメントした。