【プリウス ミニバン プロトタイプ発表】4月下旬発売、燃費はリッター30km以上

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プリウス・スペースコンセプト
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トヨタ自動車は、ハイブリッド専用車『プリウス』の荷室を拡大し、7人乗車も可能にしたミニバンタイプを、4月下旬より日本市場に投入することを明らかにした。カタログ燃費で30km/リットル以上となる。価格は未公表。

車名は現在のところ『プリウス・スペースコンセプト』とされており、正式名称の発表は4月下旬の発売直前となる。プリウス・スペースコンセプトは、1月のデトロイトモーターショーで公開された『プリウスv』、3月1日より開催されているジュネーブモーターショーで公開された『プリウス+』をベースに、より日本での市販に適した仕様となる。

2列シート5人乗りタイプと、3列シート7人乗りタイプを設定。ボディサイズは、全長4615mm×全幅1775mm×全高1575mm、ホイールベースは2780mm。プリウス(全長4460mm×全幅1745mm×全高1490mm、ホイールベース2700mm)よりひと回り拡大し、広い後席スペースおよび荷室を確保した。荷室容量は2列シート車で535リットル、ゴルフバッグ4個を搭載可能。

ハイブリッドシステムは、プリウスと同じ1.8リットルエンジンを組み合わせたTMS-IIを搭載。二次電池は、2列シート車がニッケル水素電池、3列シート車にはリチウムイオン電池を搭載する。2列シート車はプリウスと同様リアシート後部下に電池を搭載するが、3列シート車は座席スペース確保のためより高効率で小型のリチウムイオン電池を採用し、前席センターコンソール内に収めた。出力特性や燃費の違いはないという。

燃費について、開発を担当したトヨタ第1開発センター粥川宏(かゆかわ・ひろし)氏は、「まだ公表できないが、30km/リットル以上をめざし現在、最終調整をおこなっている」と語っている。

価格については未公表だが、プリウスと比較しボディサイズ拡大のほか、装備の充実、各部質感の向上などを図った上級車種として設定されるため、プリウスよりも高めの価格設定となる。販売目標台数、販売チャンネルについても後日発表するとしている。

《宮崎壮人》

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