BMWグループのMINIは23日、3月1日に開幕するジュネーブモーターショーに、『ロケットマンコンセプト』を出品すると発表した。
ロケットマンコンセプトは、現行MINIのハッチバックよりも、ひと回りボディサイズがコンパクト。全長3419×全幅1907×全高1398mmだ。
ショーカーなので全幅はワイドだが、全長はMINIハッチバックよりも320mmも短い。1959年に誕生したクラシック『Mini』の全長3050mmを意識したサイズといえる。
ロケットマンコンセプトのデザインは、ひと目でMINIと分かるもの。その上で、ダブルヒンジ式で大きく開くサイドドアや、カーゴキャリアを内蔵した上下2分割テールゲートなど、ユニークなアイデアが盛り込まれた。ガラスルーフにはイギリス国旗、ユニオンジャックが描かれているのが目を引く。
室内はトヨタ『iQ』のように、大人3名と子ども1名の合計4名乗車を可能にする「3+1シーター」レイアウト。インパネ中央には、MINIの特徴の大型センターメーターが配置されており、3D表示を可能にしている。
パワートレインに関しては明らかにされていない。MINIによると、カーボンスペースフレーム構造による軽量化の効果もあり、欧州複合モードで33km/リットル台の燃費を可能にするという。
このロケットマンコンセプト、現時点ではデザインスタディ的モデル。しかし、MINIシリーズの下に位置する入門車として、市販される可能性はありそうだ。