ベルギーの名門インペリア、PHVで60年ぶりに復活

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インペリアGP
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かつてベルギーに存在した自動車メーカー、インペリア。そのインペリアが60年ぶりに甦った。新型プラグインハイブリッドスポーツカー、『インペリアGP』を発表したのだ。

インペリア社は1906年、ベルギーで高級車の少量生産をスタート。しかし1948年、自動車の生産を終了し、会社は倒産の憂き目にあった。その後60年を経た2008年、ベルギー企業の出資により、インペリアオートモビル社として復活。その第1号車が、このインペリアGPだ。

インペリアGPは、クラシカルなボディをまとった2ドアスポーツカー。しかし、パワートレインは先進のプラグインハイブリッドを採用する。

エンジンは1.6リットル直列4気筒ガソリンターボで、最大出力212ps、最大トルク26.5kgmを発生。モーターは、最大出力136ps、最大トルク30.6kgmを引き出す。二次電池はリチウムポリマーバッテリーで、充電は4.5時間でOKだ。

0-100km/h加速は、ハイブリッドモードで4秒、EVモードで6秒。0-1000m加速は22.5秒。同社は「ポルシェ『911カレラS』と同等」と胸を張る。EVモードで最大70kmゼロエミッション走行できることもあり、欧州複合モード燃費は52.63km/リットル、CO2排出量は50g/km以下と驚異的な数値となる。

インペリアGPは2012年、発売予定。欧州での価格は、8万9950ユーロ(約1020万円)からと公表されている。

《森脇稔》

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