16日に開幕した「ナノテク2011(国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)」には、海外からも多くの企業・団体が出展した。その数は190。なかでも力が入っていたのがドイツ。パビリオン形式で45社がブースを構えた。その中に驚くべき燃料電池バイクを発見した。ZOZ社のブースにある『H2Tank2Go』がそれだ。外見はキックボードのような形をしており、後方に水素ボンベが設置してある。運転はオートバイの要領で行い、最高速度は35km/h。満タンで3.5時間走ることができるそうだ。価格は1000ユーロ、日本円にして12万円弱。これから欧州域内で販売していく計画だ。広い会場を移動するには便利な乗り物かもしれない。しかし、日本では今のところ市販する予定はないとのこと。会場では同社関係者がそれを乗り回し、主催者から注意される場面もあった。同社はこの燃料電池バイクのほか、電動バイクのバージョンもあり、こちらは価格が299ユーロ(約3万5000円)。最高速度は同じで、1回の充電時間は4時間で、約40分の走行が可能となっている。
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