東名大渋滞、きっかけは「下り坂が怖くて運転できない」

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15日未明から発生した降雪による東名高速の渋滞が、同日午後になりようやく解消された。渋滞がなかなか解消されなかった理由は何か。最長70kmを超える大渋滞はなぜ起きたのか。

中日本高速などの発表によると、14日から降り始めた雪は、御殿場ICで22cm、横浜町田ICで16cmを記録。その積雪量が交通に影響を与えたことはまちがいないが、そのほかにも降雪に驚いた運転者の挙動が、渋滞の発生の要因となっていた。

今回の渋滞の中心は、東名高速上り線、静岡県の御殿場IC付近だった。発生は15日午前1時から2時にかけて。60から70kmポストにある都夫良野トンネルから大井松田ICにかけて、その長い下り勾配に連続カーブが続く区間で起きた。

「下り坂に危険を感じた大型車両が、交通の流れを止めてしまった」と、関係者は語る。

その後、車両の排除などで第一次の渋滞は解消されていったが、その間に後続の車両が後ろで第二次の渋滞を作り、交通の流れを止めてしまう。そこに積雪による通行止めなどの規制が重なったのだ。

さらに明け方には第三次の渋滞原因が発生した。サービスエリアやパーキングエリアに待避していた車両が、一斉に本線上に出てきて交通量が増えた。それなのに交通が止まってしまった本線上で夜を明かした運転者は、なかなか動き出さなかった。何時間も止まったために、簡単には目覚めなかったのだ。これには警察の誘導が必要だった。

天候が回復した明け方からは通行止めや速度規制など天候を要因とする規制はほとんど残っていなかった。「除雪に手間取ったというわけではない」(中日本高速広報担当)とも話す。それでも渋滞の渦中にあった車両が、なかなか動くことができなかった。そこには実はこうした原因がいくつも折り重なって、その時間を長引かせていたのだった。
《中島みなみ》

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