プジョーは7日、『308』シリーズの改良モデルを、3月1日に開幕するジュネーブモーターショーに出品すると発表した。
308は2007年9月にデビュー。現在までの世界累計販売は、90万台を超えるヒット作だ。今回の改良は、デビュー以来初の大がかりな内容となる。
外観はフロントマスクを変更。最新の『508』やコンセプトカーの『SR1』をモチーフに、バンパーやヘッドライト、ボンネットのデザインを見直した。グリルの開口部が、従来よりも小さくなったのが特徴。またバンパーには、デイタイムランニングライトが組み込まれた。
インテリアは、シートやドアトリムの生地や色を変更。また、全車平均で25kgの軽量化も図られた。16インチの低転がり抵抗タイヤも採用され、さらなる燃費性能を追求している。
メカニズム面では、新世代のマイクロハイブリッド、「e-HDi」を508に続いて導入。1.6リットル直列4気筒ターボディーゼルの「HDi FAP」(最大出力112ps)は、アイドリングストップなどにより、CO2排出量98g/kmとクラストップレベルの環境性能を実現する。
新しい308は、今春から欧州各国で販売開始。従来通り、ハッチバック、ワゴンの『SW』、オープンの『CC』の3シリーズ体制で、フォルクスワーゲン『ゴルフ』やルノー『メガーヌ』などのライバルに対抗していく。