JX日鉱日石エネルギーは7日、米国法人のニッポン・オイル・エクスプロレーション・USA(米国NOEX)が権益を保有する米国メキシコ湾サウス・マーシュ・アイランド234鉱区デイビー・ジョーンズ構造で、掘削深度約7600~8200mの超深深部の区間で天然ガスを確認したと発表した。
米国NOEXは、オペレーターのマクモランと共同で、2009年8月からデイビー・ジョーンズ構造での探鉱事業を推進してきた。昨年1月には、隣接する230鉱区から本構造に対して掘削した試掘井が成功して天然ガスを発見。その後、4月から本構造に対する評価井を掘削していた。
浅海超深部の探鉱・開発は、米国メキシコ湾でも未開発の領域だが、JXエネルギーでは、試掘井での天然ガス確認に続く今回の結果は、同領域での探鉱・開発余地が大きいと見ている。
今後、評価作業・テストを通じてデイビー・ジョーンズ構造の埋蔵量、生産能力などを確認し、早期の天然ガス生産開始に向けて計画を策定する予定。