ボッシュの仏法人ロバート・ボッシュ・フランスは2011年より、自転車用電動アシストシステム『eBike』の量産を始めると発表した。
今回発表されたシステムは、昨年9月にドイツのフリードリッヒスファーヘンで開催された自転車ショー「ユーロバイク2010」に出展されたものの量産型で、ドライブユニット、充電器内蔵のリチウムイオンバッテリー、ドライブコンピュータからなる。13のメーカー16ブランドの自転車に対応可能だという。
ドライブユニットはチェーンユニット(フロントスプロケット)、バッテリーはシートチューブ(シートから下に伸びるフレーム)、ドライブコンピュータはハンドルバーにそれぞれ取り付けることになる。アシスト量はエコ、ツアー、スポーツ、スピードの4段階から選べるとのことだ。
ボッシュ・グループは各種製品向けとして毎年8000万基のモーター、1億台以上のコンピュータ、2億個以上のセンサーを製作しており、リチウムイオン電池も工作機械などに採用している。電動アシストシステムの量産には、これらの経験が生かされているという。
生産はノルマンディー地方モンドヴィルにある工場で行われる予定で、中期的にシェア20%を目指すという。