ダックス・ガーデンは東京オートサロン2011にホンダ『NSX』のカスタムカーを展示した。その名は『スクアーロ・アズーロ』。サメ類の中で最もシャープで俊敏な「ヨシキリザメ」を意味するイタリア語だ。
まさしくそのイメージ通りのボディラインといっていいだろう。来場者の評価も高く、今回のオートサロンでカスタムカーコンテストのコンセプトカー部門で優秀賞を受賞したほど。しかし、製作過程では約8か月間苦労の連続だったそうだ。
「NSXのアルミボディをはがし、そこにデザイン通りに加工したFRPを組み付けたんですが、その加工は大変でした。いまアルミが残っているのは屋根の部分だけです」とオーナーであるデザイナーは話す。
大胆にボディを切断して、スタイリングを確保。さらに、リアオーバーハングを330mm短くし、フロントノーズを100mm延長した。これによって、サイドビューが一新された。改造費は400万円超。
ただ、オーナーはこの車にあまり乗る予定はないそうで、欲しい人がいたら売ってもいいとのことだ。