GMは10日に開幕したデトロイトモーターショーに、新型シボレー『ソニック』のコンセプトモデル、「Zスペック」を出品した。
ソニックはGMの世界戦略コンパクト、『アベオ』の北米におけるネーミング。GMはその認知度向上と若い顧客へのアピールを狙って、スポーツ仕様のZスペックを公開した。
Zスペックは、ソニックの5ドアハッチバックがベース。外観は、ブラック&オレンジのコンビネーションだ。BBS製アルミホイールやドアミラー、ルーフスポイラーもオレンジでコーディネートされ、アグレッシブなソニックのイメージが、いっそう強調されている。
室内もオレンジ、かと思いきや、バケットシートやステアリングホイール、シフトレバーブーツはタンカラー仕上げ。足回りは、ブレンボ製の4ピストンブレーキで強化された。
エンジンにもチューニングが施されているもようで、1.4リットル直列4気筒ターボエンジンは、ノーマルの最大出力138ps、最大トルク20.4kgmを上回るスペックが与えられる。
Zスペックは現時点ではコンセプトカーだが、GMは近い将来の市販を計画。新型ソニックのプレスカンファレンスには、GMのダニエル・アカーソンCEOも顔を見せ、売り込みに懸命の様子だった。