アウディジャパンは、新型コンパクトカーのアウディ『A1』を1月11日から販売開始した。価格は289万円。
A1は、自分の価値観を大切にする、高い審美眼を持つユーザー向けに開発したとするプレミアムコンパクトカーで、先進的で力強いデザイン、機敏な運転性能と高い環境性能、上級モデルに匹敵するインフォテイメントシステムなどの特長を全長4メートルに満たないコンパクトなボディに凝縮したとしている。
外観は、シャープなヘッドライトと押し出しの強い新しいデザインのシングルフレームグリルを組み合わせたほか、ボディ側面を直線的に貫く長いショルダーラインや力強い弧を描くルーフライン、複雑にレンズカットしたリアコンビネーションランプなど、数々のアウディのデザインアイコンを採用した。
パワートレインは、前輪駆動方式に1.4リットルTFSIガソリン直噴ターボエンジンと、7速Sトロニック・デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせる。
燃費を改善するため、アウディ初のスタートストップシステム(アイドリングストップ機構)とエネルギー回生システムも搭載。10・15モード燃費は19.4km/リットルで2010年度燃費基準プラス20%と2005年排出ガス基準75%低減レベルをクリア、エコカー減税対象車。
また、高強度のスチール材の採用で欧州の衝突安全性能評価試験であるユーロNCAPで5ツ星を獲得。ワイドトレッドのスポーツサスペンション、電子制御式リミテッドスリップディファレンシャルなど、最新テクノロジーを採り入れた新設計のシャシーの採用で、機敏でありながら安定した走りを実現するとしている。