ポルシェの入門モデル、『ボクスター』と『ケイマン』。その次期モデルが、フォルクスワーゲン『ゴルフ』と同じ工場で生産されるとの情報をキャッチした。
これはドイツの自動車メディア、『AutoBild』が28日に報じたもの。同メディアによると、次期ボクスター&ケイマンは、ドイツ・ニーダーザクセン州のVWオスナブリュック工場において、新型『ゴルフカブリオレ』とともに生産されるという。
VWのオスナブリュック工場は、2009年春に経営破綻したカルマン社からVWが買収した生産拠点。すでにVWは2011年春から、同工場で新型ゴルフカブリオレの製造を開始すると発表している。
そのオスナブリュック工場において、VWグループ傘下のポルシェが次期ボクスター&ケイマンを組み立てようというわけだ。同メディアは、「オスナブリュック工場の関係者から得た情報」とレポートしている。
ところでポルシェは、現行ボクスター&ケイマンの製造を、フィンランドのヴァルメット社に委託。しかし、この契約は2012年で終了し、それ以降はオーストリアのマグナシュタイア社に生産が引き継がれることが決定している。
今回の同メディアの報道が事実なら、ヴァルメット、マグナシュタイア、フォルクスワーゲンと、ボクスター&ケイマンの生産拠点は、目まぐるしく変わることになるが、果たして…。