富士重工業のモータースポーツ統括会社のスバルテクニカインターナショナルは、スバル『インプレッサWRX STI 4ドア』に独自のスポーティ装備を施した「インプレッサWRX STI tS」、「インプレッサWRX STI A-Line tS」を2011年1月25日から発売する。
WRX STI tSとWRX STI A-Line tSは、ロードスポーツモデルとして高い走行性能を持つインプレッサ WRX STI 4ドアをベースに、シャシーを中心にSTI独自の仕様装備を施したコンプリートカー。
富士重と東レが共同開発した炭素繊維複合材を採用し車両を軽量化するとともに低重心化と操縦安定性を向上させるカーボンルーフを採用したほか、シャシーには、STIチューニングの前後ダンパーやコイルスプリング、STI独自開発のフレキシブルタワーバー・フロント、フレキシブルサポート・リヤ、フレキシブルドロースティフナー・フロントなどを装着する。
また、ブッシュ類などの細部にまでチューニングを施した。フロントアンダースポイラー、トランクスポイラー、STI製18インチアルミホイールや、アルカンターラと本革を組み合わせたRECARO製シート、STI製シフトノブ/セレクトレバーなども装着、スポーティで質感の高い仕様に仕上げた。
このほかWRX STI tSは、ボールベアリングツインスクロールターボを採用し、低回転域からの高い加速性能が体感できる。
2011年3月14日受注まで、限定400台で販売する。価格はWRX STI tSが472万5000円、WRX STI A-Line tSが422万1000円。