中国の北京汽車(BAIC)とフランスの大手部品メーカーのヴァレオは20日、共同開発した新型EVを使って、北京市内で実証実験を行うと発表した。
北京汽車とヴァレオは2010年頭、2011年から新型EVを共同生産することで合意。今年9月のパリモーターショーでは、シトロエン車にヴァレオのEVシステムを組み込んだカットモデルを展示した。
ヴァレオの発表によると、EVパワートレインの開発にはヴァレオだけでなく、ルロア・ソマーやGKNも参画。モーターやインバーター、トランスミッション、充電システムなどを一体設計しているのが特徴だ。ヴァレオによると、低中速域での力強い加速と、高速域での伸びを両立しているという。
同社のジャック・アシェンブロワCEOは、「北京汽車と共同開発する新型EVが、我々のノウハウを世界に知らしめることになるだろう」と自信を見せている。