トヨタ内山田副社長、「EVは近距離用と割り切る」

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iQベースのEV
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トヨタ自動車は18日、コンパクトカー『iQ』をベースにした電気自動車(EV)を東京都江東区の「MEGA WEB」でメディア各社に公開した。2012年に日米欧の各市場に投入する。

iQのEVは、蓄電容量が約11kWhのリチウムイオン電池を搭載しており、フル充電からは105kmの走行が可能(JC08モード)。最高速度は125km/hで200ボルトの電源からは約4時間でフル充電となる。

トヨタはEVは街中などでのコミューターとして使用されることを想定しており、電池の搭載は他社のEVに比べ、少なめにしている。会見した内山田竹志副社長も「トヨタは近距離用と割り切ってEVの開発・普及を進めたい」と強調した。

iQのEVは当面、世界で年数千台の販売を想定しており、内山田副社長は「最終的にはお客様が決められることだが、現状の電池性能や充電インフラ整備の課題を考慮すると急速には普及していかない」と語った。

《池原照雄》

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