トヨタ、12年末までにEV1車種・HV11車種を投入…コンパクトHVは40km/リットル

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トヨタ自動車は17日、今後のエコカーの開発・投入計画を公表した。2012年に米国市場に加え、日本・欧州にも『iQ』ベースのEVを導入し、2012年末までにハイブリッド乗用車の新型車を11モデル投入する。

ハイブリッドカーは新型車とモデルチェンジで今後2年間で11車種を投入。このうち、1台は燃費が10・15モードで40km/リットル以上のコンパクトハイブリッドカーになる。

また、2012年初めまでに日米欧を中心に『プリウス』ベースのPHV(プラグインハイブリッドカー)の市販を開始する。年間5万台以上の販売を見込んでおり、日本での車両価格は300万円程度を予定している。

EV(電気自動車)では、2012年に米国市場に加え、日本・欧州にも『iQ』ベースのEVを導入する。当面は、年間数千台規模の販売を目指す。また、日米欧で、2011年から市場導入に向けた走行実験を実施する。世界最大市場の中国市場にEVの導入について検討し、2011年には走行実験を開始する。

また、セダンタイプの燃料電池ハイブリッド車(FCHV)の開発を進め、2015年頃から、日米欧の水素供給インフラが整備される見込みの地域へ投入する。FCEVはこれまで車両価格では1億円程度と言われ、リース販売だけだったが、ニューモデルでは日本での車両価格は現時点で1000万円を切るレベルの目処がついたとしている。

さらに、リチウムイオン電池の性能を超える次世代二次電池に関する研究として全固体電池では、粒子間抵抗の低減に成功し、小型パッケージングが期待できる電池の全固体化に向けて一歩前進したとしている。金属空気電池では、リチウム空気電池の反応機構を解明し、充電可能な二次電池としての研究指針を明確化した。

トヨタは、従来型エンジン車の一層の燃費向上を図るとともに、燃費と動力性能を高いレベルで両立し、様々な燃料との組み合わせが容易で、各種のエコカー開発に必要な要素技術が含まれているハイブリッド技術をキーテクノロジーと位置付け、高性能化やコスト低減、商品ラインアップを拡充していく。

《レスポンス編集部》

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