川崎重工業が発表した2010年9月中間決算は、営業利益が209億円と黒字転換した。前年同期は61億円の赤字だった。
売上高は、前年同期比10.8%増の5717億円となった。新興国向けの売上げが順調に推移したのに加え、精密機械が大幅増収となったため。
モーターサイクル&エンジン事業の売上げは、新興国の販売が増加し、同12.2%増の1132億円と好調だった
収益では、円高による減益効果はあったものの、量産品部門を中心としてた固定費の削減や売上げが増加した効果で営業増益となった。
経常利益は212億円、当期純利益は123億円と黒字となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。