国土交通省関東運輸局は29日、エンジンで動く通常の自動車を電気自動車(EV)に改造する際の留意点をまとめ、管内検査事務所の窓口に配備するとともに、ウェブサイトに掲載したと発表した。
電気自動車の導入が盛んになるなか、低コストで既存車両を有効活用できるEVコンバージョンと呼ばれる電気自動車への改造が注目されつつあり、管内の検査事務所などで技術基準や検査手続きに関する相談が増えているという。
このため作成した「留意点」として、「エンジンを取り外して電動機に載せ替えるなどの分解整備は自動車分解整備事業者(認証工場)で行い、保安基準に適合させる必要があること」や、「改造内容を記載した届出書を最寄りの自動車検査法人検査部または軽自動車検査協会に提出し、運輸支局または軽自動車検査協会で構造等変更検査を受ける必要があること」などを記載し、安全を呼びかける。