未来のフィアット 500 か…コンセブトカー開発に一般参加

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フィアットのブラジル法人は、10月に開催されるサンパウロモーターショーで、コンセプトカー『FCC3』を公開する。

FCC3は、インターネットによる一般人参加型の近未来コミューター模索プロジェクト『Mio』を基にしたもの。フィアット・デザインセンターが最終的なまとめを行なう。

Mioのサイト上では、昨年からさまざまな議論が交わされ、8月17日現在で9万3849ページビュー、登録参加者1万6980人、1万0426件の提案、2973コメントを数えている。現在でも参加は可能だ。

サイトは、ブラジルの公用語であるポルトガル語のほか、英語、スペイン語に切り替えて閲覧することが可能で、発言者の意見は上記3か国語のほか、フランス語、イタリア語にも翻訳して読むことができる。

サイト内では、ドアの数、モバイル端末への対応、ボイスオペレーションかタッチスクリーンか、電気自動車の静粛性の是非等、さまざまな議題が挙げられてきた。

そのなかで、トヨタ『iQ』、シボレー『ボルト』等、既存モデルの事例も、数々ピックアップされている。また、アルコールテスト装置、スペアタイアの必要性などについても議論されている。さらに、東芝が5月に公開した「指先にフィードバックする触覚インターフェイス」など異業種の最新技術も紹介され、参加者のインスピレーションを喚起している。

今日フィアットにとってブラジル市場は、イタリアを超えて最大の市場である。そうしたことも背景にあり、一部メディアでは「『スマート』のライバルに?」「未来の『500』か」などと、早くもいちコンセプトカー以上の期待が展開されている。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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