GARMIN(ガーミン)の2010年夏の新機種は、5インチの『nuvi1460』と4.3インチの『nuvi1360』の2モデル展開。画面と本体サイズ以外の機能についてはすべて同一で、定評の高感度GPSエンジン、4GBの内蔵メモリ、WQVGAのタッチスクリーン、駆動時間3時間以上の内蔵リチウム電池を搭載する。
◆ecoRoute機能とBluetoothが二大特徴
検索データベースはさらに強化され、住所検索約 3300万件、電話番号約800万件、ジャンル検索約440万件を収録するほか、SA/PAに新設されたスマートICもルート検索で考慮される。
一番の特徴はPNDではまだ搭載モデルの少ないBluetoothだろう。ハンズフリー機能は当然のこと、上位機種であるワンセグモデルの『nuvi1480』から採用されたBluetoothのDUN(Dial-up Network)を利用したGoogleローカルサーチに対応しており、空港別のフライト情報、天気予報、さらに写真共有サイトの「Panoramio」のAPIを利用したフォトナビゲーションなど多彩な機能が利用できる。
nuvi1460/1360で注目したいもうひとつの機能が「ecoRoute」機能だ。これはガソリン価格や燃費を設定し、燃費やCO2排出量を表示するというもので、GPS測位で急加速や急減速を感知しスコア表示にてエコドライブを促す。
◆使って便利で楽しいPC連携機能も
特徴的かつ使いやすさに配慮されたユーザーインタフェースは従来モデルを踏襲。目的地検索と地図表示の2大機能に大きく分けられたメニューは使い勝手に優れ、ノースアップ、トラックアップ(ヘディングアップ)、そして3Dという3種の表示が可能なルートガイドもGARMIN PNDならではの特徴となっている。
この他、車両アイコンの変更、GPX形式のGPSログ取得機能、オービスデータの無償提供など、PCとの連携による多彩な機能を揃える。
これだけの機能を備えながら5インチモデルのnuvi1460でも2万円台前半と、コストパフォーマンスは非常に高い。ナビ入門者に、あるいはナビを使い倒したい玄人派にも、そししてガジェット好きにも、購入候補に入れてらもいたいPNDだ。