豊田自動織機のトヨタL&Fカンパニーは、ディーゼルエンジンハイブリッドフォークリフト『ジェネオ・ハイブリッド』シリーズに4.0tと4.5t積みを追加し、7月29日から販売開始した。
フォークリフトの環境性能向上に対する市場ニーズは高まっており、2009年の国内フォークリフト市場での電動車の比率は57%まで上昇した。ただ、積載荷重3.5t以上の中・大型クラスは、電動ではバッテリーの問題から連続稼働時間に課題があるため、電動車の比率が6%にとどまっている。
同社は中・大型クラスに環境性能の高いハイブリッドシステム搭載モデルのラインナップを拡充して、環境性能を求めるニーズに対応していく。ジェネオ・ハイブリッドはこれまで3.5t積みだけだったが、4.0t、4.5t積みを追加して、顧客の選択肢を拡げる。
また、今回キャビン、ヒーターなどのオプションも追加設定した。
ジェネオ・ハイブリッドは、同社独自開発のハイブリッドシステムの搭載で、現行ディーゼル車と同等の作業性能を確保しながら燃料消費量・CO2排出量ともに半減する。
価格は4.0t積みが828万2000円。