日産 マーチ、英国生産が18年の歴史に幕

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マイクラ(日本名:マーチ)英国生産終了
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  • マイクラC+C
  • マイクラ 1998年モデル
  • マイクラ

日産自動車は16日、英国サンダーランド工場における『マイクラ』(日本名:『マーチ』)の生産を終了させた。

英国では1992年8月10日、初代マイクラ(K11型、2代目マーチ)の生産を開始。すぐに欧州各国で人気に火ついた。1993年には日本車として初めて、欧州カーオブザイヤーを受賞するなど、高い評価を獲得。初代の英国累計生産台数は、約140万台を記録した。

2002年には、2代目マイクラ(K12型、3代目マーチ)にスイッチ。生産開始から6か月で、英国工場から10万台以上が出荷される人気となった。2005年にはオープンタイプの『C+C』が追加され、累計3万1000台以上がラインオフしている。

1992年の生産開始から、18年間の累計生産台数は236万8704台。サンダーランド工場は1986年に稼働したが、全生産台数の40%以上をマイクラが占めた計算だ。英国日産のケビン・フリッツパトリック生産担当執行役員は、「全従業員がマイクラの英国生産終了を惜しんでいる。マイクラはサンダーランド工場を代表する車種」とコメントしている。

マイクラ生産終了後の同工場では、8月半ばから『ジューク』の生産がスタート。なお、欧州向けの新型マイクラは、インド工場で生産され、9月に欧州へ上陸する予定だ。

《森脇稔》

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