レンジローバー に史上最低燃費の「スーパーディーゼル」

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レンジローバーの2011年モデル
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ランドローバーは17日、欧州向け『レンジローバー』の2011年モデルを発表した。新開発4.4リットルV8ツインターボディーゼルは、レンジローバーとして、最も燃費性能に優れるモデルと標榜する。

新型V型8気筒直噴ディーゼルエンジンは、従来の3.6リットルの後継機種。排気量は4.4リットルで、ツインターボとの組み合わせにより、最大出力313ps/4000rpm、最大トルク71.4kgm/1500~3000rpmを発生する。旧3.6リットル比で、パワーは15%、トルクは10%向上した。

71.4kgmの最大トルクは、5.0リットルV8ガソリンスーパーチャージャーの63.7kgmさえ上回る数値。ZF製8速ATとのコンビネーションは、3tに迫るヘビー級ボディを、最高速210km/hまで加速させる。0-100km/h加速は7.8秒だ。

ディーゼルならではの環境性能も売り。欧州複合モード燃費は10.64km/リットル、CO2排出量は253g/kmで、旧3.6リットル比でCO2排出量は約14%改善した。

また、このディーゼル搭載車は「ジュピター」と呼ばれる専用フロントグリルとサイドエアヴェントを採用。外観上、ガソリン仕様との差異化を狙う。このほか、2011年モデルでは、「エクステリアデザインパック」の新設定や「テレーンレスポンス」スイッチの操作性向上が図られた。

レンジローバーの2011年モデルは、英国本国では9月から販売開始。ランドローバーのフィル・ポファム常務は、「このスーパーディーゼルは動力性能と10.64km/リットルの燃費を両立。10km/リットル台の燃費は、レンジローバー初」と自信を見せている。

《森脇稔》

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