ホンダ オデッセイ 新型、米国仕様を発表

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オデッセイ(北米仕様)
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米国ホンダは17日、新型『オデッセイ』を初公開した。日本向けとは異なる北米専用のフルサイズミニバンだ。

北米向けオデッセイは、日本仕様よりもひと回り大きなボディを持つ。1994年デビューの初代オデッセイは、日本仕様と同一だったが、1999年に登場した2代目から、ホンダは北米専用モデルを開発。日本には『ラグレイト』として輸入された。

2005年に発表された現行の3代目モデルは、08年に13万5493台、09年に10万0133台を販売。米国市場におけるベストセラーミニバンに君臨している。

米国ホンダは今年2月のシカゴモーターショーにおいて、『オデッセイコンセプト』を披露。今回発表されたのは、その市販バージョンだ。

新型オデッセイのデザインコンセプトは、「100mスタイリング」。混雑した広大な駐車場でも、遠目から瞬時にオデッセイと判別できるスタイリングを狙う。特徴的なのはサイドのベルトラインで、ボディ後部には稲妻がモチーフとして取り入れられている。

新型のボディサイズは、全長5121×全幅1994×全高1735mm、ホイールベース3000mm。現行型と比べると、35mmワイドで25mm背が低いのが特徴で、ワイド&ローが際立つプロポーションだ。

3列シートを備える室内は、機能性や快適性の向上を追求。全幅の拡大によって、横方向の空間にさらなるゆとりが生まれた。米国ホンダによると、1列目のショルダールームは、約25mm増えているという。10方向の運転席パワー調整機能や、12スピーカープレミアムオーディオも用意。2列目と3列目は、シートの使い勝手が高められた。とくに3列目の足元空間は、約25mm増加している。

エンジンは、3.5リットルV型6気筒ガソリン「i-VTEC」を引き続き搭載。米国EPA(環境保護局)予想燃費は、市街地8.1km/リットル、高速11.9km/リットルと、クラス最高レベルだ。

新型オデッセイは、ホンダの米アラバマ工場で生産。米国では今秋、2011年モデルとして販売がスタートする。米国ホンダは、クオリティ、安全性、運転する楽しさ、燃費性能などを進化させた新型で、ミニバンベストセラーの座を死守する構えだ。

《森脇稔》

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