ルノー カングー クルール、300色から選ばれた3色

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カングー クルール
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ルノージャポンは3日より『カングー』に特別色限定車「クルール(フランス語で色の意)」を設定し、全国90台限定で発売した。

『クルール』は「オランジュ・プロヴァンス(暖かな陽射しをイメージ)」、「ベール・パリ(新芽の芽吹くパリの街路樹をイメージしたグリーン)」、「ブルー・フランス(フランスの澄み渡る空や、青い海をイメージ)」の計3色(全てソリッドカラー)で、販売台数は各色30台(AT/MT各15台)となる。

また、この限定車のみバンパーとドアミラーはブラックとなり、パリの日常風景の中でよく見かけるベーシック仕様の『カングー』を想起させる設定となっている。

通常10 - 12色程度ある『カングー』のカタログカラーとは別に、ルノーでは300色ほどのストックカラーがあるという。これらのカラーは例えば社用車として特別に塗る必要が生じたりする際に使用されるカラーであり、その中からルノージャポン独自にこの3色選び出し、最低ロットである30台で今回の限定車に踏み切った。

同社マーケティング部商品計画グループのフレデリック・ブレンさんは、「色見本だけで決めたので港に着くまでドキドキでした」と笑う。しかし、実車を見たときにこの3色は正解だったと自信を持ったという。実際に発売後数日で仕様によっては完売したカラーもある。

ブレンさんは今後について「すぐに次というのは現地の生産スケジュールから出来ないが、出来るだけ早い段階で第2弾を発売したい」と語った。しかし、今回と同じカラーになるとは限らないというので、興味がある向きは急いだ方がよさそうだ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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