三菱、アイルランドでEVの実証実験を開始

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ダブリンの街中を行進する『i-MiEV』
  • ダブリンの街中を行進する『i-MiEV』
  • 覚書調印式後に開かれた発表会見風景

三菱自動車は25日、アイルランドで電気自動車(EV)の普及に向けた実証試験プログラムを開始すると発表した。低温下でのEVでの走行や、充電に支障が出ないかなど、様々な環境でのEVの利用状況を調査する方針だ。

三菱は実験に先立ち、アイルランドのダブリンでMCAE社、McL社の両社とともに、アイルランド政府、電力供給公社であるESBとの間で覚書を締結した。今後2年間にわたって三菱『i-MiEV』15台を使用しての実証試験が行われる。

アイルランド政府は、2020年までにアイルランド国内の全自動車の10%をEVにするという目標を掲げており、EV購入者に対して5000ユーロの補助金交付や自動車登録税免除などのインセンティブを実施している。

ESBは、2011年末までに、アイルランド全土の3500か所に充電器を、30か所に急速充電器を設置してEVが普及する環境を整える。今回、i-MiEVを使った実証実験で、充電に関しての情報を収集する。

三菱は複数の国と地域でEVの実証試験を行っており、2010年末からは左ハンドルの欧州向け仕様車も出荷する予定。

《レスポンス編集部》

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