富士通テン・イクリプス『AVN7500』は、地図メディアに8GB容量のSDHCカードを使う“メモリーナビ”だ。ハイエンド…という意味では相変わらずハードディスクモデルが主流だが、AVN7500にはハイエンドモデルには無い特長的な機能がある。
それが地図の差分更新。トヨタが提供するテレマティクスサービス『G-BOOK』の地図更新サービスである「マップオンデマンド」を市販ナビとしては初めて利用できるようになった。
トヨタ純正ナビの場合、内蔵の通信モジュール(DCM)やBluetooth対応の携帯電話からの更新となるが、AVN7500の場合はインターネットに接続したWindowsパソコンからの更新となる。地図メディアに可搬式のSDHCカードが使われているのはこのためだ。
提供されるデータはG-BOOKのものと同様。高速道路や有料道路などは開通してから最短7日間で地図に反映される。3年間は更新料が無料で、以後は全更新用データを購入すると2年間無料になるプラン導入を予定しているという。なお、マップオンデマンドによる更新は2009年度に14回の実績があるという。