三洋電機は、スズキが開発した『スイフト・プラグインハイブリッド』にリチウムイオン電池システムを供給することで合意した。
スイフト・プラグインハイブリッドは、国土交通省の型式指定を取得し、今秋から全国のスズキの代理店で実証実験が行われる予定。
三洋は2004年からフォード、ホンダにハイブリッド自動車用ニッケル水素電池の供給しているほか、フォルクスワーゲングループと次世代ニッケル水素電池システムとリチウムイオン電池システム、PSAプジョー・シトロエンとニッケル水素電池システムの共同開発でそれぞれ合意して、現在も共同開発に取り組んでいる。
さらに、今回のスズキへのリチウムイオン電池システムの採用を機に、今後スズキとのパートナーシップの強化を図る。
三洋は、スマートエナジーシステム(SES)でCO2排出量やランニングコストの削減、エネルギーの最適活用を提案しており、今年10月には兵庫県の加西事業所に「グリーンエナジーパーク」を竣工する。この事業所内に設置する太陽電池とリチウムイオン電池システムを組み合わせた充電スタンドで、プラグイン・ハイブリッド車の実証実験を行う予定。