実際の事故では「正面衝突よりも件数が多い」とされるのが側面衝突。交差点での出会い頭事故は後を絶たない。これを受け、自動車アセスメントでも平成11年度(1999年度)から側面衝突試験を実施している。
[事業仕分け]公然と嘘つき呼ばわり
自動車事故対策機構(NASVA)の事業仕分けの中で、枝野幸男・行政刷新担当大臣ら複数の仕分け人が「そんなの嘘だ」と声を荒げる場面があった。
NASVA側が「交通安全環境研究所では自動車アセスメント(JNCAP)の試験を行えない」と主張した直後の出来事だ。テレビカメラも入っている中、公然と仕分け対象側を罵倒した。
NASVA側の主張によると、交通安全環境研究所の衝突実験施設は埼玉県熊谷市にあり、型式認定の審査に必要な50km/hまでの加速はできるが、滑走路や牽引用モーターの出力が小さいことから、55km/hまで加速するのは困難だという。
この主張を枝野大臣ら仕分け人は「嘘だ」と切り捨てた。その言葉も冷静に言ったわけではなく、まるで野次のごとく…。「嘘だ」とする一方、仕分け人からNASVA側の主張を「嘘だ」と決定づける証拠が出たわけではない。
「嘘だ」という反論に対し、NASVAは「滑走路を延長し、モーターを出力の大きなものに換装すれば交通安全環境研究所の施設でもJNCAPの衝突試験は実施できるかもしれない」と回答している。「施設改修の予算は必要」というのが後に付け加えられ、これに対しては仕分け人から「費用はどのぐらい必要ですか?」との質問も寄せられた。
双方とも金額は把握していなかったのだが、大臣自ら「嘘だ」と指摘するのであれば、「嘘だ」とする側が「嘘だ」とする根拠として事前に調べておくべきではないか。
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