【北京モーターショー10】トヨタ、高い環境性能をアピール

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かつてない規模で、環境対応車の展示が目立った2010年の北京モーターショー。トヨタ自動車も23日のプレスカンファレンスにおいて、技術開発担当の内山田竹志副社長が、今後の中国環境対応車戦略について説明した。

トヨタは今回、北京モーターショーに、新型『プリウス』、『プリウスプラグインハイブリッド』、コンセプトカーの『FT-CH3ハイブリッド』『FT-EV2』、燃料電池車の『FCHV-adv』などを出品。高い環境技術をアピールした。

この中で、最新EVコンセプトカーが2009年10月の東京モーターショーで公開されたFT-EV2。未来のシティコミューターがテーマだ。全長は2730mmと『iQ』よりもコンパクト。それでいて、優れたパッケージングにより、4名乗車を実現したEVだ。最高速は100km/h、最大航続距離は90kmを確保している。

内山田副社長は、「燃費やCO2削減の観点から、ハイブリッド、プラグインハイブリッド、EV、燃料電池車など、環境対応車の中国市場投入は欠かせないと考えています」と挨拶。さらに、「新型プリウスを将来、中国で発売します」と宣言した。

トヨタは2005年12月、現地合弁の四川一汽トヨタにおいて、先代『プリウス』の現地生産をスタート。さらに2010年4月12日、中国合弁の広州トヨタで現地生産ハイブリッド第2弾、『カムリハイブリッド』の生産を開始した。現行プリウスは中国未発売だが、近い将来、この最新プリウスを中国でもリリースする。

トヨタは2009年、中国で年間71万台をセールス。2010年は、中国でまだ市民権を得ていないハイブリッド車の拡販にも力を入れる方針だ。

《森脇稔》

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